天正遣欧使節が持ち帰ったグーテンベルク印刷機

2021年07月23日

漢字・仮名活字交じり金属活字印刷を成功させたプレス式印刷機

1582年、大友宗麟などのキリシタン大名がヨーロッパに派遣した“天正遣欧使節”が学んだ印刷技術や、キリシタン版【1590年~1614年、日本国内で印刷されていた、日本イエズス会後任の版本】で作られた「日葡辞書 (にっぽじしょ)」などは、日本の印刷文化に大きな影響を与えました。

例えば、彼らの持ち帰った『グーテンベルグ印刷機』は、プレス式印刷機で、漢字や仮名活字交じり金属活字の印刷物の製作を成功させました。

ちなみに区内で初めて印刷された漢字・仮名交じりの印刷物は、1591年に刊行された「祈祷文」です。

この印刷機のレプリカは、熊本県の『天草コレジヨ館』に展示されています。

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